ミエルカ・クラウドでは表示する映像のカメラの解像度とフレームレートの変更が可能です。
解像度は画面に表示する映像のサイズで、フレームレートは1秒間に表示するコマの数になります。
解像度が上がれば画質は鮮明になり、フレームレートは上げると滑らかに表示されるようになります。
動画の配信の仕組み
動画の配信は簡単に説明しますと連続した画像のデータを転送しています。
つまり、解像度を上げると大きな画像を転送している事になり、フレームレートを上げると沢山のデータを転送する事になります。
ネットワーク上に流れるデータの量は無限ではありません。また高画質な映像の配信にはパソコンの性能も大きく影響しますので、解像度とフレームレートは用途によって適切に設定しなければ音声が途切れたり、スムーズに会議が出来なくなったりしてしまいます。
- 弊社ではお客様とご相談しながら、適切な解像度とフレームレートを設定させて頂きます。トライアル中に音声が途切れるトラブルや画質をもっと上げたいと言うご要望が御座いましたら、お問合せ頂ければと存じます。
用途別の設定値
用途別に弊社のオススメの設定をご紹介させて頂きます。
ケース1.10拠点ぐらいの多人数での会議で音声を優先させたい場合
映像の画質を上げると音声は遅延しやすくなります。10拠点ぐらいの多人数での会議には極力画質を落として音声を優先させます。
低解像度(QVGA 320 x 240) フレームレート5
ケース2.2拠点で相手の会議室や様子をじっくりと見て会議をしたい場合
2拠点ですので画質とフレームレートを上げます。但し、パソコンとネットワークは推奨スペックを満たしている必要があります。
高画質解像度(VGA 640 x480)フレームレート 15
ケース3.書画カメラを利用して文字をはっきり見たい場合
文字をはっきりと見たいので画質を上げますが、多少コマ送りでも問題ありませんのでフレームレートは下げます。
高画質解像度(VGA 640 x480)フレームレート 5
ケース4.5拠点ぐらいで会議をしたい場合
画質もフレームレートも標準値にします。ですが問題があれば数値を変更しながら様子を見る事をオススメします。
標準解像度(480 x320) フレームレート 10
カメラの画質について
解像度
- 低解像度(QVGA 320 x 240) 画面サイズは昔の携帯電話ぐらいのサイズで、ほぼワンセグ放送と同じになります。
- 標準解像度(480 x320) 昔のiPhone と同じ解像度になります。
- 高画質解像度(VGA 640 x480)昔のパソコンのディスプレイと同じで、ほぼDVDレベルと同じになります。
- 最高画質(HD 1280 x 720) HD画質です。32インチぐらいの液晶テレビや11インチの一般的なパソコンと同じ解像度になります。
※カメラの画質は解像度だけで決まる訳ではありません。カメラそのものの映像品質やレンズによっても差が出てきます。
極端な話ですと同じ画素数でもスマートフォンで撮影したのと一眼レフカメラで撮影した映像とで変わるのと同じです。
弊社ではロジクール社のHD Pro Webcam C920 を推奨しております。このカメラはカールツァイス製の明るいレンズを採用しておりますので、低解像度でも非常に鮮明な映像を表示します。
フレームレート
1秒間に何コマ表示するのかを表します。フレームレートは1の時と10の時では簡単に言うと10倍のデータ量の差が生まれています。
弊社では低フレームレートは1~5コマ、標準では10コマ、滑らかさを優先する場合に15~20コマにしています。